~そもそも消防士になる人はどんな人が多いの?~
こんにちは。とある消防士です(^_-)-☆
これからの記事では、
うつ病を輩出し続ける消防の実態を記していこうと思います。
といってもいきなり話をされてもわからないと思うので、
まずは何回かにわけて、
消防士とはどんな職業なのか等について記事にしていこうと思う。
そもそも消防署ってどんな傾向の人達が働いているの?
・女性より圧倒的に男性職員の方が多い!
近年では女性の雇用促進がうたわれているが、割合的に見ると9割5部以上男性職員だ。
筆者の勤務する消防本部は100人に1人の割合である。
なぜ女性の採用が少ないのか?
そもそも消防士を目指そうという女性の方が少ないし、採用する側も消防本部によっては妊娠、出産、結婚で離脱される可能性が高い、体が小さい、力仕事には向かないというハラスメント的な理由が公にされないが考慮されているという話も聞いたことがある。
他には、今まで男性職員しか居なかった本部もあるので、根本的に女性用施設がなかったりする。例:鍵付き仮眠室、鍵付きシャワールームなど
又、放射線などの特殊災害において男性より女性の方が子孫繁栄など、体に対する悪影響が多きく、実災害要員が少なくなるなどの理由もある。
・文科系よりは体育会系が多い!
昨今でこそ、大卒採用が多くなってきたり文科系出身の方もいるが、やはりほとんどが体育会系で血の気の多い人が多い。
今現在40代、50代の職員の採用の頃は田舎に関しては、ほとんど高卒体育会系しかいなかったらしい。これも高圧的上下関係を誕生させている理由の一つかもしれない。
・消防士を目指して入ってくる人が多い!
近年、海猿などの映画の影響で、消防士、海上保安官、自衛隊などの人気が高まっていること。
バブル期は定員割れしていたが今では倍率が高くなっている。因みに筆者が就職試験を受けたときは7倍!
後は、救急救命士ってご存知だろうか?
簡単に言えば救急の技術や知識に秀でてる人たちの事。主な就職先は消防署や病院。
この救急救命士は国家資格であるが、これが近年、専門学校や大学で取得できるようになった。消防士になるために大学進学するなどの人が増え、本格的になりたくてなる人が増えてきた。
つまり圧倒的に20、30年前に比べると仕事が好きで好きで仕方ない、職業中毒者(ワーカホリック)になりやすい人が増えているという事。
まとめ
簡単にまとめると、このご時世でも男性職員が多く、体育会系が多くを占め、職業にのめりこみ易い人が多いといったところかな。職業中毒者なんかは、業務外の事を他の人に押し付けたり、、、
他の民間企業に比べればハラスメントが起きやすい環境なのである。
いかがだったでしょうか?
ご愛読ありがとうございました。
次回は消防士ってどんな仕事をしているの?
について記事にします!
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~登山家先輩『H』35歳のうつ病~後編
こんにちは。とある消防士です(^_-)-☆
~登山家先輩『H』35歳のうつ病~前編
は↓↓こちらから↓↓
異動した消防署で先輩『H』を
待ち受けていたのは異様な職業病集団である。
ワーカホリック
こんな言葉を聞いたことがあるだろうか?、、、、
意味は、いわゆる職業病の事を指す言葉で
本来仕事というのは生活の糧を稼ぐ手段であるにもかかわらず、それを超えて私生活などに影響を与えてしまう職業中毒だ。
筆者が所属しているこの消防本部のワーカホリックたちについてもいずれ記事にする予定だ。良くそんな所で仕事辞めないで続けてるなと筆者でも思う。ww
疎外感
先輩『H』は前述の記事でも触れたが、知的なタイプではない。よってこの異動先のワーカホリック集団の中では浮いてしまった。
隙さえあれば訓練をしているこの消防署では、救助隊にも属しておらず、救命士でもない先輩『H』は事務所に1日中取り残され、自分の居場所がなくなってしまった。その生活を半年ほど続けた結果。うつ病と診断された。
救助隊とか救命士っていうのがよくわからない人のために、これらも別記事を書く予定。
その後
先輩『H』は元々の異動前にいた消防署へと異動になった。
一時的には解放されるわけだが、、
結局、根本的な解決には至っていない。
ワーカホリックの方たちが今後異動して先輩『H』と同じ消防署になれば変わらない気がするが、、、、結局職場というのは『人』『人間関係』によって構成されているからだ。
次回予告
次回記事からは、
この先輩『F』と先輩『H』を
うつ病へと追いやった消防の『実態』やそもそも消防士に関してわからないことも多いだろうから消防の仕組みも記事にしようと思う。
これからの記事は少しずつ生々しくなっていくのでよかったら、読んでください。
ご愛読ありがとうございました(^_-)-☆
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~登山家先輩『H』35歳のうつ病~前編
こんにちは。とある消防士です(^_-)-☆
前回の記事では、
私が消防署に入って1年目の時にお世話になった先輩『F』が職場に来なくなったという記事を書きました。
↓↓詳しくはこちら↓↓
今回の記事は、
その先輩『F』に出会った1年後の話です。
~登山家先輩『H』35歳のうつ病~前編
登山家先輩『H』は筆者が2年目に同じ係の先輩となった方である。
登山家先輩『H』35歳の人物像
先輩『H』は、先輩『F』と同じくらい優しい方であり、登山が趣味だ!
なんと、誕生日には奥様からアイゼンをプレゼントされたらしい。。
アイゼンって?と思われた方もいるかと思う。
↓↓簡単に言えば氷の雪山を上ったり、氷の上を歩いても滑らないこれ↓↓
というくらい山が好きな方だ。どんだけやねんww
性格は静かめだけど、その天然っぽさから、
ムードメーカー的ポジションで且つ、皆に慕われている。
そんな先輩だ。
うつ病ってのは人が良い人ばかりなる決まりでもあるのだろうか?
というくらい優しい人ばかりなる。
先輩『H』がうつ病になった経緯
先輩『H』は、はっきり言って頭の良いタイプではなかった。
むしろ、試験があれば毎回赤点という感じ。
技術や知識がすごく問われる消防職場において、勉強が苦手というのは結構まずい、、
今後別記事でも書いていくが、筋トレが出来れば、運動が出来れば、アウトドアが好きなら消防士に向いているなんて言う人もいるが、決してそんなことはない。
消防本部や、配属先によっては膨大な量の事務仕事、それをこなすための膨大な知識なんてものが必要である。
つまり、消防士って訓練や筋トレばっかやってるんでしょ?
ってのは大きな間違いだ!
これについてはまた、別記事で。
この先輩『H』は決して頭は良くなかったが、その愛嬌やキャラで皆に愛されていた。
そんな先輩がうつ病になったのは、異動で別の消防署へ行ってからだ。
その移動先の消防署では、本来の業務に加え、外部の勉強会へも積極的に参加する職員が多く、できるのが当たり前、自腹切ってでも勉強会へ行くのが当たり前、というようなスタンスの消防署だ。
この消防署のスタンスの話もいずれ記事にする予定。きっと驚愕する内容だと思う。
この消防署に異動したことで先輩『H』の悪夢が始まった。。
続きは次記事で!
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~先輩『F』が仕事に来なくなった~後編
~先輩Fが仕事に来なくなった~後編
⇊⇊前編はこちら⇊⇊
先輩『F』と数年ぶりの再会
職員に具体的な療養休暇取得理由について説明がなかったものの、家庭の事情だという噂が広まっていたので、本人が元気ならまだ良かったのかという気持ちで食事に向かった。
うつ病だった。
やはり職場内で広まっていた噂は嘘だった。
それもそのはずである。
なぜなら、筆者の勤務する消防本部ではうつ病を輩出するのが3年連続であるからだ。
消防本部だって言えるわけがない。隠蔽だ。
先輩『F』は、まもなく療養休暇を使い切ってしまうため、職場に戻らなければならない。もう一年何とか頑張ってみてだめなら退職するとのこと。
先輩『F』は、救急救命士の国家資格を持ち、本部でも特別救助隊として任命されており、もったいないという表現は失礼とかもしれないがこれほどの人材は少ない。
このような方が地域住民の人命を守る仕事から去ってしまうのは、地域住民にとってはかなり痛手なのである。
先輩『F』の回復を心より願っています。
皆さんもぜひ、応援してあげてください。心より。
そもそも職場の体質が変わらないことには改善が見られないんだろうけど、、、、
これが私がブログ書こうと思ったきっかけです。
このような現実が一人でも多くの方の耳に届くと幸いです。
因みに過去には亡くなられた方もいる。
↑↑この方の詳細に関しては、また別記事で。↑↑
民間企業では、よくニュースで長時間労働やハラスメント
低賃金なんて耳にするが行政機関だって同じ、まさに大ブラック企業である。
むしろ公的機関には団結権がない分、質が悪い。。。
今後このブログでは、他のうつ病になられた方の記事や、消防という組織の体質、
筆者の体験談などを記事にしていく。
次回の記事は、先輩『F』の前にうつ病になってしまった先輩『H』の話、
良かったらまた読んでください!
ご愛読ありがとうございました(^_-)-☆
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~先輩『F』が仕事に来なくなった~前編
こんにちは。とある消防士です(^_-)-☆
今回の記事から2回にわたって、このブログを開設するきっかけとなった出来事を書きます!
ではゆっくりしていってください!
~先輩Fが仕事に来なくなった~前編
先輩『F』との出会い
1年目、
新人として消防署に就職し、筆者の上司が先輩『F』30歳(仮称)だった。
そして最初に配属された消防署は割と年齢層が高く18歳の筆者の直上の上司が先輩『F』だった。
つまり、新人と新人教育係の様な関係性である。
先輩『F』の人物像
先輩『F』は絵に描いたように優しい先輩で、極端に言えば怒ったところを見たことないくらいであった。
当時、入りたてで何もわからなかった筆者にとても丁寧且つ、優しく業務を教えてくれた。今にして思えば、人が良すぎるせいでストレスを溜め込んだりする事が多かったんじゃないかと思う。
それから数年後
筆者の所属している消防本部には、約10個の消防署がありその中で異動が数年に一度実施されている。
筆者は最初の消防署に3年間勤め、異動となった。移動先の消防署で働き始めて2年目のことである。
突然、先輩『F』が療養休暇中だと耳に入ってきた。
正式に消防本部内で先輩『F』に何があったのか説明されることはなかった。
家庭の事情だという噂が広まっていた。
先輩『F』の家庭に関しては、今まで一度も悪い話は聞いたことなかったし、仲の良い家族で有名だった。
違和感があり直接先輩と食事へ行った。そこで筆者は真実を知ることになる。
長くなってしまうと読みにくいと思うので、続きは後編で(^_-)-☆
良かったら、また読んでください。
そしてこういう状況に陥ってる方がたくさんいるのだという事を少しでも多くの方に知ってもらえたらと思うので、拡散して頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします。
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〜自己紹介〜
はじめに
こんにちは!とある元消防士です。
理由あって元になりました。ww
それはさておき、
当ブログをお読み頂き、ありがとうございます。
当ブログではブログ名の通り、ヒーローやかっこいい、憧れといったイメージの消防士の『仕事内容に関する事』、『消防士の裏』と『消防士の実態』を記事にします。
もちろんそれだけではネタ切れを招きそうなのでそれ以外の雑記事も書いていきますのであしからず。
⚠注意点⚠
このブログ内の記事は事実、ノンフィクションであるが、登場人物、本部は全て仮称です。又、消防本部、地域によって差があるので、全ての消防本部に共通している事ではありません。
自己紹介
筆者は、関東地方のとある消防本部に勤務していた20代半ばの元消防士であり、うつ病予備軍です。
地元の高校を卒業後に消防士として就職し、日々勤務に追われていました。初期的な業務は一通り覚え、少し余裕ができてきたのでいい意味でも悪い意味でもこれを後世に伝えるためにブログを始めました。
色々あって2019年現在は元消防士ですが、、
このブログを始めるに至った理由
私がこのブログを始めるに至った理由としてまず一つ目に、将来の夢を探している人に参考にして頂ければという理由があります。
将来何になりたいか迷ってる人、又、その中に消防士になりたいという考えがある人に読んでもらえればと思っています。
ハラスメント、長時間労働、ブラック企業、、、
そんなワードが飛び交う時代になりました。
皆さん、こちらのポスターを見たことがありますか?
2018年に総務省から各消防署へ配布されたものです。
このようなポスターが貼られている理由、それは事態がそれ程深刻だということです。
これらを一人でも多くの方に知って頂き、広めてもらい、少しでも職場改善へ良い方向へ向かってくれればと思いこのブログを書くことにしました。
将来自分の子供が、
消防士になりたい!
と言った時、少しでも参考になれば幸いです。
参考になればというのは、上記の様な実態を把握してもらう事、消防職の仕事内容を理解していただくという事など複数の意味合いだと理解してほしいです。
これから記事にするような現状のある消防本部もあるのだという事を知ってください。
正直なところ、カッコいいから、運動が得意だから、世間体がいいから、なんてそんな簡単な考えで入る方が多いと思いますが、結構痛い目見ると思います。
もちろん、悪い事ばかりでなく今後の将来の参考になる事や消防士が好きな人向けの仕事内容などの記事もたくさん書いていきますのでご安心ください。
本編は次記事からスタートになります!
⚠追伸⚠もちろん全ての消防職場が、このような状態ではなく、めちゃくちゃ働きやすくて仲の良い職場の話も同じ県内の同期からは聞くこともあります。
では、次記事もよかったらご覧ください!
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初出掲載:2019年2月28日