⚠実録⚠とある消防士の憂鬱日記☂

消防士の『仕事』『裏』『パワハラ』について記したブログです。 その他雑記事も有り。ノンフィクションで記したブログです。 消防士目指してる方やお子さんのいる方には是非、読んで頂きたいです。※所属、地域で差もあるため全てに当てはまるわけではありません。

~消防士の階級についてPART1~実際、消防士って極少数?

こんにちは。

人事異動の発表を目の前にし、

こわい上司が来るか来ないかで、来年度一年の人生が決まる

とある消防士です(^_-)-☆

 

さて、今回の記事は、

~消防士の階級について~

です!

 

「消防士、消防士さん」

なんて世の中では呼ばれることが多いけど、、、

これはあくまで総称であって、

実際のところはというと消防士というのは階級の1つなんだよね!

 

『消防士』というのは消防職員として就職後に全員が一番最初に付される階級である。

だから比較的若い人がなることが多い。

 

じゃあ具体的には何歳ぐらい?というところだが、

これは消防本部や、大卒上級職、短大・専門卒中級職、高卒初級職によって違いが出てきたり、昇任試験の合否によっても差が生まれてくる。

なのできっぱり何歳~何歳というのは言う事ができない。

例えば、30歳くらいの大卒枠年齢ギリギリで就職してもスタートは消防士だ。もちろん、前歴換算などがあると一年や二年ですぐに階級は上がってしまうけどね💦

 

階級に関しては下記の写真の種類ほどある!

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順番でいくと下記の順番で偉くなっていく。

消防士➡消防副士長➡消防士長➡消防司令補➡消防司令➡消防司令長➡消防監➡消防正監➡消防司監➡消防総監

 

ちなみに消防本部の消防長となれるのは消防司令長以上で本部の規模や管轄の人口等でその消防本部の最高位が決まる。

 

一つずつ解説していく。

消防総監(しょうぼうそうかん)

日本における消防職員の中の最高位で日本には一人のみ。東京消防庁の長の職位である。

つまりそもそも東京消防庁に勤務していなければなる事が出来ない。

ここで豆知識的なところで一つ、

他の消防本部の消防長は消防司令長・消防監・消防正監・消防司監のいずれかである。

つまり階級としては東京消防庁の消防長の方が上になるわけだが、対等として扱われるため消防総監が市町村の消防長へ上官として命令を下すことはない。

ちなみに、消防総監に今までなられた方達は、東大、京大、北海道大、名古屋大などかなり高学歴な方たちばかりだ。

 

消防司監(しょうぼうしかん)

消防総監に次ぐ階級で、消防長となる事ができる階級。

地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項の政令で指定する人口50万以上の市の消防長とする。

又、より上位の階級が同じ消防本部にいる場合、次長以下の職となる。

 

消防正監(しょうぼうせいかん)

消防司監に次ぐ階級で、消防長となる事ができる階級。

消防吏員の数が200人以上又は人口30万以上の市町村の消防長とする。

又、より上位の階級が同じ消防本部にいる場合、次長以下の職となる。

 

消防監(しょうぼうかん)

消防正監に次ぐ階級で、消防長となる事ができる階級。

消防吏員の数が100人以上又は人口10万以上の市町村の消防長とする。

又、より上位の階級が同じ消防本部にいる場合、次長以下の職となる。

 

消防司令長(しょうぼうしれいちょう)

消防監に次ぐ階級で、消防長となる事ができる階級。

消防監以上の消防長をおける市町村以外の消防長とする。どんなに小規模な消防本部でも消防司令長が消防長となる。

又、より上位の階級が同じ消防本部にいる場合、次長以下の職となる。

 

以上ここまで上から5階級がそれぞれの消防本部の消防長となれるわけだが、年齢的に見ると消防長はどこの消防本部も50代後半となる事がほとんどだ。

又、前述したように消防本部の規模によって消防長の階級が決まる為、同じ階級でも全国共通で年齢が同じとは限らない。

つまり例えるなら同じ消防司令長でも消防長としての司令長は50代後半だが、東京消防庁では30代後半や40代前半で消防司令長になる可能性もあり得るという事だ。

 

消防司令(しょうぼうしれい)

消防司令とは、消防吏員の階級のひとつ。
消防本部における担当課長・課長補佐・係長、出張所長、消防署長の階級である。災害現場での指揮決定権を持ち消火・救助活動の最高責任者となる大隊長を務める。

 

消防司令補(しょうぼうしれいほ)

消防司令補とは、消防吏員の階級のひとつ。

一般的に、ポンプ隊・救急隊・特別救助隊・化学機動中隊・機動部隊など部隊(小隊)の隊長を任されることが多い。

消防本部によりけりだが、隊長の多くは消防士長以上(副士長以上という本部もある)からなれるが、消防司令補をもって隊長に任命されることが多い。係職務は係長となる場合が多いが、政令指定都市などでは次席・主任とされる。
経験年数及び実績により部隊の中隊長を任されることがあるが、東京消防庁などでは司令補以上の階級になると機関員(消防車両の運転手)としての業務が行えなくなる。
通常、消防士になり順調に昇格していけば、30代後半から40代で就くことが多い。


定年まで大きな失敗も無く真面目に勤務し続ければこの階級でおおよその職員は退職を迎える。

つまり、厳しい言い方ではあるが大きな消防本部において出世コースではない職員は司令補で止まることが多いという事。

 

消防士長(しょうぼうしちょう)

消防士長とは、消防吏員の階級のひとつ。

一般的に主任クラスの消防吏員がつける階級であり、初級幹部である。

消防司令補に次ぐ階級で採用後、早い職員で5年から10年目で昇任することが多い。政令指定都市などの大規模な消防本部の場合、昇任意欲があっても、10年以上かかる場合も多い。
担当は小隊(ポンプ・救急・救助)の隊長。現場の仕事に意欲がある職員、機関員として職務に意欲がある職員はこの階級で定年退職を迎える。

 

消防副士長(しょうぼうふくしちょう)
消防副士長とは消防吏員の階級のひとつ。

一般的に副主任・隊員クラスの消防吏員の階級であり、消防士長と消防士の間の階級である。

消防士長昇任試験に合格しない消防士の中から年功や勤務成績により任ぜられるのが一般的などとも言われている。

しかし消防吏員の昇任制度は消防本部ごとの差異が大きく、消防士から消防士長、あるいは消防副士長から消防士長への昇任は試験ではなく年功や勤務成績による選考の場合もある。

また、自治体によっては組織の規模により消防副士長の階級を設置していない消防本部も存在する 。組織内では幹部候補として位置付けられる。

昇任意欲の無い消防職員は消防副士長の階級が存在する消防本部ではこの階級で定年退職を迎えることがほとんどである。

 

消防士(しょうぼうし)

消防士とは消防吏員の階級のひとつ。

日本において「消防士」は消防職員の中で、消火・救急・救助・査察などの業務を行う消防吏員の10階級中最下位の階級である(警察官の階級でいうと巡査)。

一般的には消防職員の事をすべて消防士と呼ぶ場合が多いが、日本においては正しくは消防本部に勤務する公務員は消防職員であり、その中で消火・救急・救助・査察などの業務を行う者が消防吏員でその消防吏員の一番下の階級が消防士である。

 

まとめ

長くなりましたがざっとこんな感じ!

各消防本部で完全に年功序列であったり、昇任試験が有ったり無かったりで嫌でも昇任してしまう職員もいたり、昇任すると責任が重くなるので昇任試験をわざと受けない人もいたりと様々。

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